モデルハウス(有限会社 大彦工務店様)

【玄関】

「粋な和」を意識した、コーディネートでまとめてみました。

玄関ドアを開けて、一番に目に飛び込んで来るこちらの空間。お客様から「わぁ〜」という歓声を何度もお聞きしました。玄関に手洗い器は、このご時世、どうしても付けたかったもの。敢えて、造作カウンターに、オブジェの様に魅せる配置にしました。

カウンター材に合わせて作って貰った建具屋さん作の建具も、柾目が綺麗に出て美しい仕上がりです。柾目の美しさを生かしたく、取手は付けたくなかったので、プッシュラッチ扉に。側面の壁にはミラーを。狙い通り、見る角度によってはタイルが映り込んでます。

手洗い鉢は、信楽まで行き、一目惚れしたこちらにしました。大きさも深さもあるので、水はねを気にせずに使用できます。また、手拭きタオルは掛けたくなかったので、ペーパータオル仕様にするために、ダストカバーを天板に設けて貰いました。カウンター中にダストボックスをセットしています。

壁面は、手洗い鉢に合わせて、陶器風のタイルを。エコカラットのつちのはです。温かみのある色合い、リアルな質感、凹凸感を引き立たせるために、天井にはウォールウォッシャーを埋め込んで貰いました。そして、照明器具も一目惚れしたもの。こちらの照明器具、花器、建具と全て細い線状のデザインで繋げています。


【リビング】

人気急上昇中と言われているジャパンディスタイル(和×北欧インテリア)を意識しつつも、モデルハウスらしい高級感も醸し出せる様にご提案致しました。

こちらのモデルハウスの床は、全て無垢材なので、アクセントウォールは、同じく無垢材で
ウッドワンの デザインウォール「波」にしました。陰影を強調させるために、上下から間接照明を施して貰いました。

TVボードもデザインさせていただきました。w1800の無垢のカウンター材を使って大工さんに作っていただき、そちらに合わせて建具屋さんに作って貰った建具も拘りポイントです♫

建具の張り地に使ったのは、近江八幡市にある福島工業様の籐です。ジャパンディスタイルでも、籐製品はよく見かけるので、取り入れたかったアイテムです。こちら、なんと手編みで作られているそうで、カゴメ編みと言います。会社に伺った際に、社長からたくさん貴重なお話を伺いました。

そして、こちらのリビングは、吹き抜けになっていますが、見上げると格子の手摺りが。こちらも職人さんの手作りです。ペンダントライトは、yamagiwaのmayuhana。3層になったシェードが美しく、ずっと見ていても飽きません♡

全体的に木のお色が多いので、空間がぼやけてしまわない様に、オレンジのカーテンをアクセントに入れました。落ち着いた色味で、高級感もあるシンコールのカーテンです。空間全体を引き締めるために、アートや雑貨で、ブラックを所々に入れています☆クッションには、アースカラーや線画のデザインで抜け感を出しつつ、カーテンと共布(色違い)のモノもディスプレイしました。


【ダイニングキッチン】

キッチンは我が家と同じ、TOTOのミッテ☆対面キッチンで、カウンターの奥行があるので、ここで簡単な朝食等が摂れる様にと、カウンターチェアも設置しました。

キッチンの面材のお色は、木目調のホワイト。床材と同じ様なお色で寄せて来るのではなく、敢えて白にしました。鏡面ではないマットな質感なので、違和感なく溶け込みました。そして拘ったのは、カップボードのタイル。名古屋モザイクのクロザネイです。七宝紋をモチーフとしたモザイクタイルで、和の空間にもピッタリですメインクロスが珪藻土クロスなので、そちらと合わせて、コーディネートしました。

ダイニングセットは、こちらのモデルハウスのブランドでもある会社が出されているオリジナル家具で、床材と同じく赤松のものです。

こちらにも黒の雑貨を取り入れて、ピリッと引き締めています☆ソファーもオリジナル家具で、アクセントにクッションを配置してます。

テーブルランナーは、着物の帯で作られたもの。色鮮やかなオレンジで、テーブルの上がパッと華やかになりました。


【主寝室】

床材、家具共に桐を使った寝室です。

こちらは和の要素が多いので、さらに落ち着きのあるコーディネートに仕上げました。くすんだピンクのカーテンは、シンコールの新商品。大人可愛いお色味と柄です。ベッドスローと枕カバーも共布で作っていただきました♡カーテンの柄は縦ラインですが、ベッドスローと枕カバーは横ラインにすることで、動きが出たかなと思います♫

そして、ブラケットライトとタッセルのゴールドを繋げ、アートのお花とアーティフィシャルフラワーも繋げています。今回、アートをいくつか入れさせていただきましたが、高さは全てアイレベルに合わせて設置しています。しっとりとした落ち着いた寝室に仕上がりました。


【2Fフリースペース】

2階へ上がってすぐのフリースペースです。吹き抜け部分のちょうどお隣になります。ワークスペースにしようと、W3600の長いデスクカウンターを設けていただきました。こちらのモデルハウスの設定は、30〜40代のご夫婦+お子さん2人ということで、両端の椅子に子供達が座り、真ん中でお母さんがお勉強を見るというイメージにしました♫

吹き抜けの格子手摺りから、クロスの貼り分けをして貰っています。メインの珪藻土クロスに合わせて、淡いオレンジ系ピンクを。思い切って、お隣の子供部屋まで。優しく可愛らしい空間になりました。

ペンダントライトは、大きめの丸い籐の物にし、周りの無垢の建材と調和させました。ワークスペースと子供部屋の間仕切りに、腰壁+格子を大工さんに造って貰いました。格子なので、圧迫感を感じません。

カーテンは、シンコールの新作の淡いイエローの生地で、シェードに仕立てていただきました。そして、階段上がってすぐの壁には、北欧アートを。フレームに黒、雑貨にも黒を少しずつ入れて、ここでも引き締め効果を狙ってます♫


【子供部屋】

ワークスペース隣の子供部屋。大工さんに造っていただいた腰壁+格子は、ベッドの長さに合わせて、幅2,000mm程度にして貰いました。デスクカウンターから見て、程良い目隠しになっています。オレンジピンクのクロスに合わせて、可愛らしいベッドを設置。天井は張らず、無垢材の梁見せになっているので、山小屋風に仕上げました。

子供部屋らしく、キッズテントも設置し、アクセントクロスはイメージを崩さない様に同系色にしましたが、よーく見ると動物達が描かれてある遊び心のあるデザインにしました。リリカラのウィリアムモリスです。淡いお色なので、職人さん、柄合わせが大変だったと思いますが、綺麗に貼ってくださいました。


【WC】

反対側のスペースにある手洗いスペース。こちらのカウンターも大工さんによる造作です。細かい部分までいろいろお願いしましたが、こちらも美しく仕上げてくださいました。

アクセントはエコカラットの木目調のものを。ミラーは竹製のteoriを。丸い照明器具の位置は、敢えてずらしてお月様のイメージで。自作の切り絵もディスプレイしてみました。

そして、こちらの奥にあるトイレは、別空間にしたかったので、少し思い切ったデザインのクロスにしました。シンコールの都道府県別にデザインされているクロスです。滋賀のクロスは、よーく見ると1リピートに1つ琵琶湖のモチーフがあります。ご案内中、お客様にご説明すると、夢中になって探しておられます♡

施工…有限会社 大彦工務店様

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